年末年始に血糖値が急上昇する人の共通点

― 食べた量より「食べ方」が原因だった

年末年始が終わると、
糖尿病のある方や血糖値が気になる方から、
決まって同じ相談が増えます。

「いつもと同じ量なのに、血糖値が高い」
「そんなに食べていないのに数値が乱れた」

実はこれ、珍しいことではありません。

26年間、糖尿病専門で食事指導をしてきて感じるのは、
年末年始の血糖値悪化は“食べ過ぎ”が原因ではないケースが圧倒的に多い
という事実です。

血糖値を急上昇させる正体は「食後高血糖」

年末年始に起こりやすいのが
食後高血糖

これは、
食事のあとに血糖値が急激に上がる状態を指します。

問題なのは、
血糖値が「上がること」そのものではなく、
上がり方が急すぎることです。


年末年始に食後高血糖が起きやすい理由

年末年始は、次の条件が重なります。

・朝食を抜きやすい
・空腹時間が長くなりやすい
・甘いもの、おせちを先に食べがち
・会話に夢中で早食いになる

これらが重なると、
体は「一気にエネルギーを取り込もう」とし、
血糖値が急上昇しやすくなります。

今日からできる「血糖値を上げにくい食べ方」

特別な食材は必要ありません。

ポイントは 順番 です。

①汁物(味噌汁・スープ)
②おかず
③主食(ご飯)

この順番を意識するだけで、
食後血糖値の上昇は穏やかになります。

おせちや外食でも同じです。
「まず一口、汁物や副菜から」
これだけで違いが出ます。

「ゆっくり食べる」は立派な治療

もう一つ大切なのが、
食べるスピード

10〜15分以上かけて食べるだけで、
血糖値の上がり方は変わります。

年末年始は
「会話しながら食べる」
これが、実は最強の血糖対策です。

食後高血糖を防ぐと、翌日が変わる

食後高血糖を防げると、

・翌朝の血糖値
・間食欲
・体のだるさ
が変わってきます。

年末年始こそ、
量より“食べ方”を見直すことが、
血糖値安定への近道です。

 

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