血糖値の乱高下と気分のジェットコースター
〜「イライラ」「不安」は血糖値が関係しているかもしれません〜
Contents
■ 気分の波に、ちゃんと理由がある
更年期に入ると、ちょっとしたことでイライラしたり、不安を感じたりすることが増えます。
そのたびに「私、心が弱いのかな」と責めてしまう人も少なくありません。
でも、その気分の波はあなたのせいではなく、体の中の「血糖値」の変化が関係していることがあります。
■ 血糖値とメンタルの深い関係
血糖値とは、血液の中のブドウ糖(エネルギー源)の濃度のこと。
急激に上がると体は「インスリン」というホルモンを出して一気に下げます。
この「急上昇→急降下」のジェットコースター状態になると、脳はエネルギー不足と勘違いし、イライラ・不安・だるさ・集中力の低下を引き起こします。
👉 つまり、気分の不安定さの正体は「性格」ではなく、「血糖値のジェットコースター」が原因のことも多いのです。
■ 朝ごはんを抜くと、気分が落ち込みやすくなる
40〜50代になると、忙しさから朝食を抜いてしまう人も少なくありません。
でも、空腹状態のまま朝を過ごすと、血糖値は乱れやすくなり、午前中の不調につながります。
おすすめは、ごはん+味噌汁+たんぱく質のシンプルな一汁一菜。
- ごはん → ゆるやかなエネルギー補給
- 味噌汁 → 発酵食品で腸を整える
- 卵・豆腐・魚 → 血糖値を安定させるたんぱく質
■ お菓子やパンだけの間食が、さらに気分を乱す
疲れたときに甘いものに手が伸びる。よくある習慣ですよね。
でも実は、甘いものやパンだけの間食は血糖値を急上昇させ、その後の急降下でさらに気分を不安定にします。
そんなときは、
- 甘いもの+ゆで卵
- 甘いもの+ナッツ
といったたんぱく質を一緒に摂る工夫をするだけで、血糖値の波を和らげることができます。
■ 「食べる思考」を変えると、気分が変わる
血糖値の乱高下は、メンタルの波をつくる見えないスイッチ。
「何を食べるか」だけでなく、「どのタイミングで、どんな組み合わせで食べるか」に意識を向けるだけで、気分は大きく変わります。
🪄 ワンポイントアクション
・朝ごはんを抜かない
・甘いものはたんぱく質と一緒に
・血糖値を“ジェットコースター”ではなく“なだらかな波”にする
・朝ごはんを抜かない
・甘いものはたんぱく質と一緒に
・血糖値を“ジェットコースター”ではなく“なだらかな波”にする