「糖尿病だからお酒はダメ」は思い込み ~正月明けに血糖値を乱さない“飲み直し”の考え方~

お正月が終わると、こんな相談が一気に増えます。

「年末年始は飲みすぎました…」
「もうお酒はやめた方がいいですよね」
「正月明け、どうやって戻せばいいですか?」

糖尿病のある方や血糖値が気になる方ほど、
飲んだあとの不安を強く感じがちです。

でも、26年間糖尿病専門で食事指導をしてきて
はっきり言えることがあります。

お正月に飲んだからといって、
これから先ずっとお酒をやめる必要はありません。

大切なのは
「やめる」か「続ける」かではなく、
どう“飲み直すか”です。


正月明けにやりがちな「極端な選択」

正月明け、多くの方が次のどちらかに振れます。
・反省して完全に禁酒する
・「もういいや」と今まで通り飲む

実はこのどちらも、血糖値を乱しやすい選択です。
理由はシンプルで、どちらも続かないから。


お酒で血糖値が乱れる本当の原因

よく
「アルコール=血糖値が上がる」
と思われがちですが、実際は少し違います。

血糖値を乱しているのは、
・空腹で飲む
・お酒だけを先に飲む
・飲みながら食事が進まない
・夜遅くまでだらだら飲む

こうした 飲み方のクセ です。

アルコールそのものより、
飲む“環境”と“流れ”が影響しています。


正月明けに意識したい「飲み直しルール」

お酒を再開するなら、
次の3つだけ意識してください。

① 空腹で飲まない

まずは食事。ご飯と味噌汁、もしくはおかずを口にしてから。

② お酒は食事の“ついで”

お酒が主役にならないように。「食べながら飲む」を基本に。

③ 量より「終わり時間」

正月明けはだらだら飲みをやめるだけで十分です。


「飲まない日」を作る必要はある?

よく聞かれる質問です。

答えは無理に作らなくていい

「今日は飲まない」と決めるより、
「今日は控えめで終わる」
この方が長く続きます。
※ただし血糖値コントロール以外に中性脂肪や肝機能の数値が悪い方は休肝日が必要


正月明けは“リセット期”ではなく“調整期”

お正月が終わったからといって、急に生活を切り替える必要はありません。

・朝食を抜かない
・ご飯と味噌汁に戻す
・飲んだ翌日は水分をしっかり
これだけで、血糖値は自然に落ち着いてきます。


不安が残るなら、数字と一緒に整理する

「この飲み方で合っているのか」
「血糖値にどのくらい影響しているのか」

これはネットの一般論では判断できません。生活・飲酒習慣・血糖の動きを一緒に整理すると、不安はかなり軽くなります。


一人で悩まなくていい

正月明けに「やってしまった」と感じる方は多いですが、それは失敗ではありません。
調整のタイミングが来ただけです。

お酒を完全にやめず、血糖値を整えていく方法を
個別相談で一緒に考えています。

▶︎【正月明け・飲酒が気になる方向け個別相談はこちら

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