家計と時間の節約の重要性
総務省統計局が公表する「2022年度家計調査世帯人数別」によると、
4人家族の1ケ月の平均食費は約88,102円(外食、お酒代込み)です。
内訳は、食材費で約3.8万円、調理食品で約1.3万円、お菓子類で約8千円、外食費で約1.5万円とのこと。
卵は物価の優等生で2022年1月は1パック(10個入り)が約135円だったのが、
2023年以降2倍近い価格に。
卵の価格上昇をきっかけに、ここ1~2年毎月のように食料品が値上げラッシュ。
価格が上がっていなくても、容量が減っているもののあるので、実質値上げです。
私たちは食べなければ生きてはいけません。
少しでも食費を節約するために、お買い得品を買ったり、お得なお惣菜を購入したりと
いろいろ工夫をしています。
もちろん食費の節約のために、工夫は大切です。
ですが目先の価格だけに捉われ、安いものばかり買ったり、まとめ買いして食べすぎたり、
食べきれず食べ物を捨てていたら、トータルするとかえって高くつくことも。
私たちのカラダは1食、2食ではなにか大きな変化はありません。
ですが、私たちのカラダは食べた物からしか作られていません。
つまり、日々の積み重ねで病気のリスクが高まるかどうか決まってきます。
もしあなたが、今目先の食費だけで食事を作っているなら、
この機会に、食事作りのイメージを変えてみませんか?
もちろん高級な食材を使ってください!という訳ではありません。
献立の組み合わせのコツを知るだけで、ご家族の健康にも役立ち、
また食費も上手に節約できるようになります。
さらに献立のコツをつかむと、「今日は何を作ろ?」「あまった食材をどうしよう?」と
悩む必要がなくなります。
お買い物の時間も回数も減り、時短料理になるので、
実はあなた自身の自由な時間が自然に手に入るようになります。
自分の自由な時間が増えたら何したいですか?
ここから献立の考え方などご紹介していきます。
最後までお読みくださいね♪
食の視点を変えてみる
ここでは今までお客様からのご相談で多かったお悩みから、
献立を立てる前に大切なことをお伝えします。
1⃣ 毎食完璧を求めない
あなたが毎食完璧を求めすぎ、疲弊して継続できなければ元も子もないです。
1日とか2~3日単位でバランスを調整するイメージにすると、自然に毎食バランスは整っていきます。
もし揚げ物が続いたり、野菜が少なかったときは、次の食事で調整してみましょ。
2⃣ 栄養素は数字通りではない
私たちのカラダは1食ごと、カロリーや栄養素を全て活用しているわけではありません。
もともとカラダに蓄えてあったり、栄養素は体内で変換したりするためです。
調整する機能も備わっています。
献立の基本の考え方
1)ご飯と具沢山みそ汁をベースにする。
2)メイン食材(主菜)を決める
肉・魚・卵・大豆製品の中から1つ選択
3)料理の種類を決める
和食・洋食・中華・エスニックなど
4)調理方法を決める
揚げる、焼く、炒める、煮る、蒸す
5)味付けを決める
2~5の表を1週間分作成すると、買い物リストもできます。
ローテーションできますし、料理サイトで検索するときにも便利です。
※こちらの表の作成方法は「食生活講座」の献立のたて方で学べます。
時間をかけずに栄養満点の朝食メニュー
朝食は1日のパフォーマンスアップには欠かせません。
朝食を食べると集中力が増し、学力向上というデータも。
食欲がなくて食べられないときは、食べられるものを口にしてみましょ。
何を作ったらいいのか迷いますよね?
■朝食のコツ
朝食を作る時間がないときは、夕食で多めにおかずを作っておくのもOK。
オススメは「ご飯とみそ汁」
最近は朝パン派が多いですが、朝ご飯(米)にすると、腹持ちがよく、体温もしっかり上がり
太りにくいんですよ。
具沢山みそ汁にすると、野菜も1度にとれます。またお豆腐や厚揚げ、油揚げなど入れると
たんぱく質も補えます。
■簡単に用意ができるもの
・卵料理(ゆで卵、目玉焼き、スクランブルエッグ)
・納豆
・しらす
・前日やお弁当のおかず
・具沢山みそ汁(緑黄色野菜、キノコ類、海藻類、根菜類など)
ヘルシーで食費を抑える昼食メニュー
■昼食のコツ
お子さんは給食やお弁当があるので栄養のバランスはとれていますね。
ママは残り物にあきたら、たまには自分へのご褒美で好きな物を召し上がってください。
残り物を美味しく食べるコツは、ワンプレートにキレイに盛り付けなおすこと。
見た目が変わるだけで、美味しそうに感じます。
さらに残り物を食べすぎてしまうというお悩みもワンプレートにすると解決。
盛り付けるとき、1/3を主食、1/3を主菜(肉、魚など)、1/3を野菜にすると
栄養のバランスも整います。
休日は家族が揃うと昼食を作ることも。
冷蔵庫に余っている肉や魚を活用するのがオススメです。
■簡単に作れるメニュー
・焼きそば(ちくわ、豚肉、ソーセージ、野菜)
・オムライス(冷凍ごはん、卵)
・パスタ(ツナ、しらす)
・おにぎり
炭水化物がメインで単品メニューですが、ここに汁物をつけたっぷり野菜を入れればOK。
子どもも喜ぶ栄養満点の夕食メニュー
■夕食のコツ
夕食は1日の中でも楽しみな時間。1日家事やお仕事をしてきたママにとっては、
もうひと踏ん張りする時間ですね。夕食はあれこれおかずを作らず、ご飯と具沢山みそ汁を基本にし、
主菜をお子さんの好きなメニューにすれば栄養バランスも整います。
■簡単に作れるメニュー
①肉類:生姜焼き、ハンバーグ、お肉の野菜巻き、肉じゃが、餃子
②魚介類:鮭のホイル焼き、エビマヨ、サバの竜田揚げ
③卵:かに玉、親子丼
④豆腐:麻婆豆腐
いろいろ便利な素はありますが、できればお子さんの健康と成長を考えると、
シンプルな調味料で味付けするのがベスト。
調味料は黄金比率で混ぜ合わせれば、簡単に作れるものばかりです。
最後に
家族の健康のためにも、無理なく簡単にできる食事作りをしてみませんか?
週末にお買い物をし、献立を決めておくと、平日をもっと楽に過ごせます。
忙しいときは便利な調味料を使っても良いですし、作れるときは家にある調味料を
組み合わせる。ちょっとした工夫1つで、食費も上手に節約できるようになりますよ。
是非、試してみてくださいね。
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