夜遅くに食べると太る!と一般的には言われています。
その理由は、夜10時以降になると脂肪合成を促進するタンパク質「BMAL1(ビーマルワン)」が
増える時間帯だからです。
BMAL1が増える時間帯に食べるのと、少ない時間に食べるのとでは
太りやすさは違います。
では遅い時間に食べなければ本当に太らないのでしょうか?
実はかえって太りやすくなることも・・・
ここから夜遅い時間の食事についてお伝えしていきます。
寝ている時間もエネルギーは消費している
夜は寝ているだけだから、エネルギーは消費されていないと思いがち。
ですが、私たちのカラダは寝ているときもエネルギーを消費しています。
例えば心臓を動かしてますし、呼吸をし、血液も流れています。
そして何より体温を維持したり
1日使ったカラダを修復するのにもエネルギーが必要。
生きていくために必要なエネルギーを「基礎代謝」と言います。
1日のエネルギー消費のうち約7割が基礎代謝が占めています。
この基礎代謝を高く保つためには、定期的に食事からエネルギー補給し、
常にエネルギー消費できる状態をつくる必要があります。
もし食事からエネルギーが補給できなくなると、
カラダは省エネモードに切り替わり、
なるべくエネルギー消費をしないよう、基礎代謝が下がってしまうのです。
ですので、お腹が空くと体温が下がって寒く感じるのは
基礎代謝が下がるためです。
夜食べずに寝るとどうなるか?
夜、食べると太ると思って空腹のまま寝てしまうと・・・
寝ている間の消費量が落ちてしまいます。
つまり
消費が少ない
▼
「太りやすい」
寝る3時間前までに食べ終わっているのが理想ですが、
仕事をしているとなかなか寝る3時間前は難しいです。
ですが、基礎代謝を下げないためには、夕食時間が遅くなってしまっても
食べることがオススメ!
夜遅い時間にオススメの食事
夕食時間と寝るまでの時間が2時間もないときは、何を食べるかが重要です。
胃に食べ物が残ったまま寝ると、太りやすいのはもちろんのこと
消化に時間がかかる油っぽいものや肉や魚など動物性のタンパク質が多いと
胃への負担が大きく、消化不良や胃もたれの原因にも。
この胃の不調や消化力の低下が太りやすくなる一因なのです。
では何を食べたら良いでしょうか?
”ご飯&みそ汁”
夜寝る前だとご飯を減らす方が多いですが、ご飯を減らすとおかず過多の食事。
つまり消化が悪いタンパク質や脂質が多い食事となり
胃腸の負担を大きくしてしまうのです。
本当は消化されやすく、胃腸への負担が少ない”ごはん”が1番。
さらにエネルギーに変わりやすいので寝る前の食材として適しています。
寝る前の体重測定からわかること
もし夜遅くに食べて太るのが気になるのなら、まずは夕食後と朝起床し、トイレ後に体重を
測ってみましょう。
通常は寝る前と起床時の体重を比較すると、起床時の体重は減っているはず
寝る前>起床時
減っていれば、寝ている間にエネルギー消費をしている証拠です。
ちなみに
寝る前>起床時=300g以下 代謝が悪い
寝る前>起床時=500g以上 代謝が良い
この体重減少は、夜ご飯を抜くと小さく、ご飯を食べたときは明らかに大きくなります。
是非、夕食を食べても太らない体づくりをしていきましょう