新世代のダイエット法:カロリー制限を超えた食の哲学

ダイエットの常識を覆す!食べ方の重要性を知る

カロリー制限“という言葉は皆さんにとって馴染みがあるかもしれません。
ダイエットを始めたいと思ったら、まず始めるのがカロリー制限ですよね。
しかし、私たちの健康美容を考えたとき、
単なるカロリー制限は必ずしも良い結果をもたらすとは限らないのです。

人生100年時代と言われる現代
より健康的で、自分らしい生き方をするには
数字よりも、食べ方や食の捉え方こそが重要“だということです。

それがなぜなのか、一緒に考えてみましょう。

 

カロリー制限だけで本当に健康になれるの?:科学的な証拠から読み解く

ダイエットや健康意識が高い方はカロリーの摂り過ぎに注意してる人は多いですが、
そもそも、カロリーを摂り過ぎていると思いますか?

たいていの方はカロリー摂り過ぎと思われていますが、
むしろ不足気味なんです。

日本人の1日のカロリー摂取量の推移をみると(国民健康・栄養調査)戦後まもなくは
食料がほとんどない時代でしたが約1900kcal摂取していました。

ピークは1970年代、高度成長期の頃で約2200kcalで、
2005年以降、カロリー摂取量は戦後よりも低い状態と驚くべき事実です。
ちなみに2010年は1849kcal。2019年は1903kcal

ではなぜ現代人は飽食の時代と言われているのに、
摂取カロリーが低くなっているのでしょうか?

それは
1)どんどん少食になっている
2)朝食の欠食(1日2食の人の増加)
3)低カロリー食品の利用の増加

 

しかし摂取カロリーは減っているにも関わらず
肥満や糖尿病などの生活習慣病が増加しているのは、
不思議ではありませんか?

つまり、単なるカロリー制限だけでは健康を維持することは難しいのです。

 

20年以上の栄養指導から見えてきた真実:カロリー制限だけでは健康を守れない

私がこれに確信を持つようになったのは、
20年以上にわたる生活習慣病などの栄養指導の経験からです。

2万人に携わってきた中で、カロリー制限をしても数値が改善しないケースを
数多く目の当たりにしてきました。

みなさん、はじめのうちは食生活を改善しカロリーを控えます。
ですが、仕事の付き合いで外食あったり、
ストレスが溜まって甘いものを食べたりと・・・

 

我慢や制限をすればするほど
かえって逆効果なんです。

 

さらに、短期的な結果を求めると、数値が改善した途端に食生活が戻り、
結果的に数字がさらに悪化する場合も少なくないのです。

日常生活に根ざした食の知識:あなたの健康を手助けする新しい視点

このように見てくると、単にカロリーや糖質制限など特定のものを制限する考え方ではなく、
日常生活を考慮し、食べ方や捉え方が大切だと改めて感じられます。

90歳、100歳でお元気な方の多くは、好きなものをしっかり食べています。

数字に縛られることなく、自分の身体と心が求めるものをしっかりと摂取し、
心から食事を楽しむこと。

これこそが、真の健康と美容を手に入れる方法なのではないでしょうか。

そのために必要なのは、食の知識を深め、自分にとって最適な食生活を見つけることです。
健康で美しい身体を手に入れるための新しい食生活を見つけていきましょう。

関連記事

PAGE TOP