日本の糖質認識と実態
日本ではお米の糖質も砂糖の糖質もイコールで捉えています。
糖質を控えましょう、と一言で言われると、主食であるお米を減らしたり、
食べないことを選ぶ人が増えています。
一方で、甘いものや糖分入り飲料を摂取する傾向にあります。
米と甘いものが同一視される結果、
「主食を減らして甘いものを食べる」
食生活が増えているのが現状です。
世界の糖質観念とその違い
しかし、世界的な観点から見れば、これは別の問題です。
一般的に、糖質は一つのものとして捉えず、
米つまり”でんぷん(Starch)”と”砂糖(Sugar)”は別々のカテゴリとして扱われます。
私たちが普段食べる食品の多くが「でんぷん+食物繊維」の形
つまり一般的に「炭水化物=糖質」と思っていますが、
食物繊維も含んだ状態が炭水化物です。
糖質の摂取源:でんぷんと砂糖の違い
よく「ご飯の量が角砂糖〇個分」と例えられますが、
糖質はその化学的な構造によってさまざまなタイプに分けられます。
その中でも一般的に知られているのが
「砂糖(Sugar)」と「でんぷん(Starch)」です。
「砂糖(Sugar)」は化学的な構造でみると、単糖類が2つくっついた構造をしています。
ちなみにブドウ糖と果糖がくっついたもの。
実はこれらの糖は体内で比較的早く分解・吸収され、エネルギー源として利用されます。
一方、「でんぷん(Starch)」は多糖類と呼ばれる糖質の一種で、
ブドウ糖がたくさん結合した大きな形。
でんぷんはブドウ糖がたくさん結合しているため、
消化吸収されるのにいくつか段階あり。
すなわち体内で長い時間をかけて分解・吸収されるため
持続的なエネルギー源として利用されます。
したがって、これらは両方とも糖質の一種ですが、
大きさと構造、そして体内での分解・吸収の速度に違いがあります。
糖質の摂取源がでんぷんか砂糖かという選択は、
健康において大きな違いを生みます。
炭水化物の働きとエネルギー供給
私たちのカラダのエネルギー源となる栄養素は、炭水化物、脂質、タンパク質の3つです。
その中でも最もエネルギー源として働くのが炭水化物です。
つまり、主食を減らしたり食べなかったりすると、エネルギー不足に陥ります。
これは私たちの体を動かすために必要なエネルギーが不足するということで
、機能の低下や疲労、だるさなどの原因となります。
エネルギー不足と甘いものの摂取
体がエネルギー不足になると、すぐにエネルギー供給が可能な食物を欲します。
それが甘いもの、つまり砂糖です。
これは砂糖が消化吸収されやすく即効性があるためです。
反対に、でんぷんは消化吸収に時間がかかり、
エネルギー源になるまで時間が必要です。
主食の摂取と甘いものの欲求
しかし、体がエネルギーで満たされているときは、
実は甘いものを欲しないのです。
ご飯をしっかり食べると、
自然と甘いものへの欲求が減少します。
これは制限や我慢なしで、ストレスフリーに達成できます。
健康的な糖質の摂取法
最後に、糖質の摂取に関して一概に控えるのではなく、
何から摂り何を減らすかという観点を持つことが重要です。
具体的には、でんぷんを摂り、
砂糖を控えるのが健康的であり、美容にも有益です。
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